「羊のうた」DVDボックスが出来るまで その六 特典映像。 04.11/19up!
最終回 商品完成

HPの内容がきまり、実際にデザイナーさんから試しのフラッシュができ、いよいよHPも完成するかな。という時期。いよいよ具体的に商品の進行がはじまりました。
商品構成は、その三で述べているように内容は決まっており、いよいよ具体的に作り始めるわけです。DVDボックスの概要は決まっていたので、制作を段取りイラストをデザイナーに渡して商品デザインの進行してもらう。までは良いのですが、一番の難題は小冊子。
内容はスタッフのコメント・・・。
これで大変苦労されたのがアニメーションプロデューサー:グループ・タックの桜井氏でした。スタッフの方々はすでに別の現場で作業されているわけですし、実際「羊のうた」の作業をされて結構な時間が経過しているわけで、その方々からコメントを集めて頂いた桜井氏は感謝感激雨あられ。さらにその桜井氏からもコメントを頂いたので、当面はグループ・タックに足を向けて眠れないかな。と殊勝な気分になるのもつかの間、告知用の文書やら、キャッチを考えたりで悩みの尽きない日々が続きました。
そういった進行のなかで、24pの小冊子の内容・文書も集まりいよいよ作成。
パッケージのデザインや告知物の作成。そして小冊子の作成と「羊のうた」DVDボックス商品周りを一手に引き受けていただいた荒関氏お疲れ様でした。
いろんな人のご協力・ご尽力でいよいよ商品も完成したわけです。
DVDボックスの商品企画から告知のスケジュールの作成。そして具体的な進行と企画から完成まで「羊のうた」という作品に関わってきました。OVA4巻の進行から計算すると約3年ほどになるのかな。やはり良い作品には良いスタッフが集まる・・・? 逆かな。良いスタッフが集まったから良い作品になったのかと思います。HPに書いたのは大まかな流れで、ほんと色々な人にご尽力いただきありがとうございました。
杉井監督をはじめとするアニメーションスタッフの方々。DVDボックスの発売元であるインターコミュニケーションズの方々。そして、HP・商品周り・映像特典に関わった方々。そして、このHPをごらんになった方々。みなさんおかげで完成した 「羊のうた SPECIAL BOX」 是非見ていただければ幸いです。

流浪の制作担当 Y.I


「羊のうた」DVDボックスが出来るまで その五 特典映像。 04.10/29up!
昨今の告知で避けて通れないというか、これを充実させないと情報が行き渡らない、そうホームページです。
実はこれがなかなか難しい。どういうコンテンツを揃えるか、そのコンテンツの内容をどのようなものにするか。フラッシュ等の動きを入れるか等々。考え始めるとこれもやりたいあれもやりたい。考えがまとまらなくなるのです。
それに担当Pが、
P「おれらこういうの苦手やから、よろしゅうたのむわ」
Y,I「・・・(なぜ大阪べん?)・・・それはいいですけど、どんな感じにします?」
P「羊のうた ぽいっのたのむわ」
Y,I「・・・(いや、それを聞きたいのですけど)・・・(ちょっと考えて)じゃあ、ホラーみたいな感じじゃなくて、二人の純愛というか、恋愛ものの感じですかね。」
P「そうそう、そういう感じやな。まあ、とにかく任せるわ(わりと投げやり?)」
という微妙な指示をもらって、さらに悩みが増したわけです・・・。
でも、今回はHPデザイナーにお願いできることになり、いろいろ相談しながらコンセプトとかどういう項目を入れていくかをこちらで提案し、具体的なデザインやフラッシュはデザイナーさんに、という進行で現在の形になりました。
個人的にはトップのフラッシュは時間は短いですが、それも「羊のうた」っぽいし見せ方もすごく良いと思います。
文書にすると、あまり苦労した感は見えないのですが、ほんとHPは悩みます。でも結論といえば、「もちは餅屋」ということかと思います。デザイナーのHさんとTさん。進行管理をしていただいたミクプロジェクトの田村さん。そしてプロモ映像のお手伝いを頂いたG,sスタジオ西山さんありがとうございました。

次回 最終回 商品完成。           
流浪の制作担当 Y.I

撮影監督・佐藤陽一郎さんからコメントを頂きました。
お気に入りのシーン、その制作裏話です。
大量のトレースとペイント作業を不慣れな撮影部のメンバーでこなした
時は大変でしたが、今では良い思い出です。
でも何故デジタル撮影部にトレースとペイント作業が回される事になった
のかの理由は忘れてしまい思い出せません。
電車、車、桜の花びら等のCGは、動きや質感等を画面に馴染むように
することに苦労したので、その辺を観て戴ければ嬉しいです。

* 佐藤氏の全コメントはボックスの小冊子に収録されます。



「羊のうた」DVDボックスが出来るまで その四 特典映像。 04.10/25up!
前回の商品構成でも話ましたが、今回の「羊のうた」ボックスには特典のDVDが付くことになりましが。その内容は、OVAの映像特典だった声優さんのインタビュー4巻分と、これが肝なのですが、2003年の9月に行われた「羊のうた感謝祭」の映像が入ることです。
これが難題。はっきり言って私はアニメ畑なので、アニメのプロモとかCMを編集しろと言われればあまり悩まないのですが、イベント映像の編集のディレクションなど経験が無いので、正直如何しようかと思いました。と、ここで頼りになるのは経験者。
今回は編集スタジオが決まっていましたし、かってのわかったオペレーターがいるので、そのオペレーターに相談しました。そうすると、イベントでは、引き・寄り・アップの三種類のカメラアングルがあり、でもアップは機材のせいか映像が荒れていたので、基本的には引きを使う。所々トークしているとこで、その人に寄った映像を使う。その方針で進めることになりました。イベントは大きく3部に分かれており、使用するのは声優さん・役者さんの出ている、ラジオパートとアニメパートの二部。時間は約40分程度。使う部分は私が指定して、どの部分でどのカメラの画像を使うかはオペレーターに任せるというやり方で、一旦映像は完成しました。
それをプロデューサーに確認して、出演者にも確認して頂き完成となる訳です。
そして現在、出演者の方々の確認まちになっています。でも作りこみは出来ているし、経験のあるオペレーターがついているので、特に心配はしていないです。やはり頼りになるはその筋のエキスパートだと思いました。G,sスタジオ二階堂さんありがとうございました。という感じで、商品構成も進行してるし、なんとかなっているな。と思っていました。
でもいよいよ大きな山が訪れようとしています。

次回 その五 HP作成 へと続きます。         
流浪の制作担当 Y.I

色彩設計・色指定の歌川律子さんからコメントを頂きました。
制作での苦労話、死にそうになったことです。
私的には「羊のうた」は登場人物も少ないし、そんなに大変な事は無かった
気がします。ただグループ・タックが遠いので家から時間が掛かるのが
辛かった・・・あれ関係無いですか・・?? 
死にそうだったのは、制作も終盤にかかった頃、バイクに乗ってて車に
突っ込まれ肩の骨を折り、制作半ばにしてリタイアしたこと・・・
マジで死ぬかと思いました・・・あの時は皆様ご心配お掛け致しました。

* 気をつけてください。歌川氏の全コメントはボックスの小冊子に収録されます。



「羊のうた」DVDボックスが出来るまで。その三 商品構成 04.10/08up!
商品構成とは、今回「羊のうた」の場合は、ボックスの形態をとるとこは決まってますが、 どういう箱にDVDを入れるか、どういう特典・同梱物をいれるか、全体のデザインのコンセプトはどうするか? 等々を決めることです。 そして、今回のボックスでは、本編を2巻に再編集したDVDが2枚。イベントと声優さんのコメントを収録した特典映像DVD。さらにドラマCD3枚にOVAのサウンドトラックの計7枚構成が決まっていました。でも、これを1つ1つケースにするのは、ひねりが無くて面白くないのと感じ、そこで思いついたのがとある人から頂いた、スター○トレックのDVDボックス。これが変わった形で、パタパタと折りたたむ形のCD収納ケースで、7枚という枚数にはピッタリだと思いました。 *商品のサンプル画像が公開されているので、どういうものかは画像を見ていただければと思いますが、アニメではあまり見かけないタイプだと思います。 そしてそのサンプルを貰っていたので担当プロデューサーに見せたところ
P「いいねぇ〜 金額が折り合えばこれでいきたいね〜」
という言葉を頂いたので、よし!!これで決まるな。と思ったのもつかの間、
P「そしたら、各ロムのところに絵をいれて、でも外箱はデザインが・・・」
と、続々と注文・・・もといアイデアが出てくるわけなのです。
と、基本コンセプトが決まればあとは調整していくことで商品構成がきまります。そう、難しいのと大事なのは、どういう方向性でいくのかという基本コンセプトな訳です。 ・・今回はそれほど苦労してないな。そう! 持つべきはいい情報もらえる知人・友人だな・今回、スター○トレックのDVDボックスをまわしてくれたH・Kさんありがとう。と感じたのでした。

次回 その四 特典映像 へと続きます。          
流浪の制作担当 Y.I

美術監督、金村勝義さんからコメントを頂きました。

お気に入りのシーン、その制作裏話です。
お気に入りは手前みそですが背景の雰囲気全体です。特に赤い月の夜シーン が何とも云えず、何か起こりそうなイメージを醸し出している。実はこれ 杉井監督に自分が提案したんです。背景世界は全体にグレー調で何処かに 色を強烈に感じさせる部分が欲しかった。丁度血の色をイメージさせられる 赤をキーポイントにしてみました。赤い油絵も同じイメージですが、特に 赤い月はバンパイヤ的で良いと思い赤くしました。

*金村氏の全コメントはボックスの小冊子に収録されます。


「羊のうた」DVDボックスが出来るまで。 その二 ビデオ編集 04.09/24up!
○月×日
BOX化が決定し、商品構成が決まるなかで、全4話を上下巻・2巻構成として再編集・ 再構成することがきまりました。それで、ダビング・ビデオ編集というスタジオでの作業 があるのですが、(ダビング・ビデオ編集の詳しい内容は各人でしらべてね)当然、私も 制作スタッフな訳で、これらの作業に立ち会うのです。今回都合でダビングは立ち会えな かったのですが、ビデオ編集には行くことにしました。で、時間が十二時。お昼ごはんの 十二時ではなく、作業が終わったら始発の時間だね。の十二時です。アニメ業界の人は深 夜作業が好きなのか? それとも夜型なのか? かくゆう自分もアニメ業界の人間なのですが・・・。
で、作業当日。そこで初めて再編集した「羊のうた」を見たわけですが、これまで全4巻 さんざん見てもう見飽きたかなと思ってましたが、なんのことはない。再編集でこれだけ 印象が変わるのかと感動ひとしきり。全然違う気持ちで「羊のうた」を堪能してしまいまし た。特に3巻4巻の再編集版はぐっとくるシーンの連続で、見終わった後は軽い疲れみたい なものまで感じました。(このとき深夜3時くらいでしたが、そのせいでないはず) さすが杉井監督!! と感嘆でした。と、感動しつつ本来の仕事である、テロップ入れの チェック等々も行いつつ、無事本編の編集は終了しました。
スタジオを出ると日がのぼりつつある始発の時間。なんかいい仕事をしたな〜。なんて充実感を感じた編集でした。実はひたすら見てただけなのです。監督をはじめスタッフの方、 編集のオペレーターの方ご苦労さまでした。
しかし、私の苦労はここから始まるのです。次回 その三 商品構成へと続きます。
流浪の制作担当 Y.I

作画監督:深町明良さんからコメントを頂きました。

お気に入りのシーン、その制作裏話です。
「羊のうた」で一番初めに描いたカットが改札口でのモブシーンなのですが物凄く枚数が掛かっているのに、ほんの一瞬しか出てこないという贅沢な使い方をしています。グラスに入った麦茶や氷にもちょっと拘ってみました。
 実際にデジカメで撮ってみたりしました。動いていなくても7枚絵を重ねてCG処理して貰ってます。
 メインのキャラクターでは、後篇の中程のラブシーン(?)が気に入っています。露骨に嫌らしい画面は作っていないのですが、何だか見てはいけないものを見てるような気分になります。これぞ杉井演出!って感じでした。

* 深町氏の全コメントはボックスの小冊子に収録されます。


「羊のうた」DVDボックスが出来るまで。 その一 企画 04.09/09up!

○月×日 プロデューサーより『羊のうた』全四話を収録したDVDボックスの発売が決定したことを聞く。
P:「と、言う訳だから制作手伝ってねー。」
I:「なにが?」
と、訳の判らないままボックスの制作のお手伝いをすることになる。
I:「具体的にどういう商品構成なのですか?」
P:「今の段階ではまだ全部は決まってないけど、まず本編を再編集して上下巻の構成にして、出来るだけ豪華なボックスにしたいのー。本編編集は制作スタジオに任せているから、イベント映像の編集(「羊のうた」感謝祭のこと)、具体的な商品構成の案、告知スケジュール等々を任せるねー。」
とのこと…。結構やること多いのでは…。
P:「あと、HPもつくるから段取りしてねー。」
ゲッ!やること増えてるし!(泣)
でも今回はなんだかんだ言いつつ、頑張れば全部出来る気がしてきた。
でも、結構やること多いな。ハァー(溜息)
多分二回目に続く…。
* 当文書は制作担当が当時を思い出しつつ書いているので、一部誇張、思い込み当が含まれておりますが、おおむね事実です。

流浪の制作担当 Y.I

プロデューサー:相馬氏より

普段はシリーズ構成、脚本家として杉井監督とお付き合いさせていただいている私ですが、今回はプロデューサーとしてお仕事させていただきました。いや〜長い道のりでした。あ〜んなことや、こ〜んなこと、そ〜んなことまでありましたが、とにかくこのDVD―BOXの発売をもってメデタシメデタシ。
 私としては、全四巻としてきちんとエンドマークをつけることが出来たことにひと安心。とは言っても中身をおろそかにしていた訳ではありません。あ〜んなことや、こ〜んなこと、そ〜んなこともちゃんとやりました。まあ、制作をマッドハウス・丸山社長にお願いした、否! 快諾いただけた時点で心配することはなかったんですが…。制作現場といえばグループ・タックさんにも全巻通じてご尽力頂きました。マッドハウス、グループ・タック、杉井ギサブロー監督、スクラムはガッチリなんですよね。だから私のプロデューサー業務といったら四の五の言わずに「餅は餅屋に任せる」ことを徹底することが一番のお仕事だったのかな。『皆さんありがとうございました!』

*相馬氏の全コメントはボックスの小冊子に収録されます。