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 高城一砂は幼い頃に母を亡くし、父親の元を離れ、父の友人である江田夫妻の元でごく普通の生活を送っていた。
 そんなある日、一砂は、同じ美術部の八重樫の絵のモデルをしているとき、真っ赤な絵の具を見て倒れ てしまう。そして、何かに導かれるように、かつて両親と暮らしていた家を訪れる。そこで実の姉、高城千砂と再会する。姉の千砂は、父親と別の所で暮らしていたが、父が死んだのでこの家に戻ってきたというのだ。父親の事を知らされていなかった一砂は千砂に何故教えてくれなかったか問うが、返ってきたのは以外な言葉だった。自分は江田夫妻に伝えていたし、たぶん江田の二人は一砂に高城の病のことを伝えたく無かったから知らせなかったのだろうと。そしてその病とは、高城家に代々伝わる奇病で、発病するとまるで吸血鬼のように他人の血が欲しくなるというのだ。この病は特に女性の方が発病の可能性が高く、母親は病がもとで亡くなり、自分も病に冒されていると。でも、男性は発病率が低いから、江田の二人は一砂には何も知らないまま、普通に過ごして欲しかったのだと。しかし一砂は、赤いもの、血を連想するものを見て倒れてしまった自分の身体は、何かおかしいと感じていた。
場面01
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 千砂は一砂に、用はこれで終わりと言わんばかりに、もうこの家には来るなと告げる。血の繋がった姉弟とはいえ、長く離れて暮らしていた二人は他人も同じだった。

 しかし、一砂は再び倒れてしまう。前回と同じく八重樫のモデルをしている最中に。江田の二人には相談出来ない一砂は、高城の実家を訪れ、千砂にその事を告げた。自分も発病したかもしれないと。そして、千砂は一砂に薬を手渡す。発作がおきたとき飲みなさいと・・・・・・。
  (C)2004冬目景/幻冬舎コミックス/「羊のうた」制作委員会